vision

運動不足の眼を鍛える

加齢に伴い筋肉などの運動機能は衰えていきます。しかし、定期的に運動することで維持が可能ですし、場合によってはまだまだ向上も望めます。衰えるが鍛えることは可能とわかっていれば、トレーニングしようという気になります。心肺機能だったり手や足、腹回りの筋肉など、ジムで鍛えている方も多いですよね。

実は、視力も含めた“見え方”(or視覚機能)の問題も、鍛えることによってある程度維持・改善できるということがわかってきています。眼はいくつかの筋肉に支えられており、それらの筋肉は、意識して動かすことが可能です。こういった点に注目し、眼を鍛えて見え方が影響していると思われるさまざまな問題を解決していく方法が、ビジョン・トレーニングです。

ビジョン・トレーニングでは、視線を動かしたり、視点を調整するプログラムを通して、眼球運動、両眼のチームワーク、調整力などを鍛えます。また、目と手の協応(目から入ってきた情報に応じて身体の動きを調整する能力)や視空間認知(ものの大きさや配置などを把握する能力)、ボディイメージ(自分の身体の大きさや動きなどに対する認識)なども鍛えられるようです。特に野球やテニスなど、見たものを打つ動作が入るスポーツでは、トレーニングとして積極的に取り入れられています。そういば以前、なぜイチロー選手が振り子打法で打てるのかを解説する記事で「目と手の協応力が優れているから」と書かれていたのを目にしたことがあります。最近のイチローの衰えの要因を、足ではなく目に求める記事もあります。

見え方の問題は、発達障がいとの関連性も指摘されています。読み書きの問題や注意力の問題などに関連しているようです。たとえば、ものをなくしやかったり、置き場所を忘れてしまうことの背景には、視空間認知の問題が影響しているといわれています。

発達障がいではなくても、見え方の問題は、思ったよりも生活の中の多くの側面に影響しています。「あれどこに置いたたんだっけ?」といったど忘れだけでなく、眼精疲労や近眼などにも影響しているそうです。

個人的な話をすると、最近こころなしか視力の衰えを感じるようになってきました。映画や舞台を見に行っても、席がちょっと遠いと、焦点が合わず、目がシバシバしていました。この動画のトレーニングを毎日やっています。心なしか、ピントが合いやすくなった気がします。

見え方を工夫すると、いろいろ新しい可能性が広がるかもしれません。

ビジョン・トレーニングの動画(3分)です。音楽とインストラクションが愉快ですが、
慣れると気にならなくなります。ただ、あまり人前では見たくないかな・・・。


参考にした文献
・1日5分! 大人のビジョン・トレーニング 勉強も仕事もどんどん楽しくなる!
 北出勝也 講談社
・発達障害の子のビジョン・トレーニング 視覚を鍛えて読み書き・運動上手に!
 北出勝也 講談社

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です